最近、子育て世代である20代から40代の女性の社会進出が目立つようになってきたと感じることはありませんか?「なんとなく増えていると感じていた」という方がいたとしたら、それは決して気のせいなどではありません。
総務省統計局が発表した平成24年就業構造基本調査によると、25歳から39歳の女性における有業者の割合が69.8%と過去最高を記録しています。働く女性が増えた大きな要因として考えられるのがそう、ワーキングママ人口の拡大です。
下のグラフをご覧ください。
平成19年の調査結果と比較してみると、30代女性を中心として働いている人の数が全体的に増えているのが分かります。特に30歳から34歳の育児女性に注目してみると、平成19年の63.5%から68.2%と実に5%以上も増加しています。
ちなみに同調査によると、全国におけるワーキングマザーの割合は52.4%、その中で最も割合が高かった県は島根県で74.8%、逆に最も少なかったのは神奈川県で41.1%でした。島根県がトップになった理由の背景としては、同居世帯が多く女性がいつでも安心して働きに出られる状況が整っていることや、労働賃金が低いため母親も生活費を稼ぐために働かざるを得ない、といったことがあるようです。
同じ首都圏の神奈川県のワーキングママ人口が少ないっていうのはちょっと意外でしたね~。ちなみに私が住む埼玉県の割合は46.4%でした。この中にシングルマザーはどれくらいいるんでしょうね、ちょっと気になります。
子育て中にも関わらず仕事する事を決めたママさん方、その一人一人の胸中を知ることはできません。でも仕事と家庭を両立させている女性達からはよくこんな声が聞かれます。
【働くことにした理由は?】
・家計を支えたい
・お小遣いが欲しい
・自分の時間が欲しい
・キャリアを積みたい
・社会人として認められたい
・産休期間が終了した
・子供が幼稚園に行っている時間を有効活用したかった
・シングルマザーで自分が働くしかない
・いろんな人と知り合いたい
経済的な理由でやむを得ず働く人もいれば、自分自身の生きがいややりがいを見つけるために社会復帰を果たす人もいるようです。
事情はどうであれ、働くことに意欲のある女性をサポートするような取り組みが社会をあげて進んでいるのは実に嬉しいことですね。例えば女性が能力を発揮しやすくするための「ポジティブアクション」を積極的に取り入れている企業の増加や、待機児童を減らすための保育士の人材確保などといったことです。まだまだ政策が追いついていない部分もありますが、女性の活躍が増えるに従い子育てに理解を示す会社が増えてきているのは事実です。これからますますママにとって活躍しやすい世の中になってくるといいですね♪