シングルマザーの女性看護師には病院以外の職場もおすすめ

病院以外でも職場を探す

介護施設

介護施設は、シングルマザーの看護師にとって働きやすい職場の一つです。介護施設ではさまざまな職種が活躍しており、なかでも介護職は代表的です。介護施設では介護職が夜勤を担当することが多く、病院に比べると急変対応が少ない傾向にあります。そのため、体力的な負担を抑えながら働けます。もちろん施設形態によっては医療依存度の高い高齢者を受け入れている施設もありますし、介護施設が楽な現場というわけではありません。しかし、病院での急変対応や緊急手術といった緊張感の高い業務と比べると、相対的に穏やかな環境で働ける場合が多いです。
介護施設によっては夜間に看護師が配置されており、さらに夜間に緊急事態が発生することもありますが、病院と違って医師師が常駐しているわけではありません。そのため、緊急時には迅速に連絡を取り、必要に応じて救急車を呼ぶなどの対応が求められます。この点では、冷静な判断力と適切な対応力が必要です。

訪問看護

育児と両立するために日勤帯の職場を選びたいシングルマザーには、訪問看護の仕事もおすすめです。ただし、訪問看護も事業所によっては夜間対応型のところがあるので、営業時間と勤務時間は事前に十分に確認する必要があります。多くの場合、訪問看護の営業時間は日中がメインのため、訪問看護師の勤務時間も営業時間に合わせて日勤帯の仕事がほとんどです。夜勤がなく夜勤手当がつかない分、交替勤務の看護師よりも給与は低くなりますが、日勤のみの仕事のなかでは給与水準が高めです。
直行直帰できる職場が多いことも、シングルマザーにとって働きやすさのポイントになるでしょう。事業所に立ち寄らずにそのまま現場に直行でき、業務終了後はまっすぐ帰宅できるとなると、通勤時間を短縮できます。シングルマザーは一馬力のため、人手が足りないという声がよく聞かれます。日勤だけで働けて通勤時間も短縮でき、給与水準も高く、さらに土日休みの事業所も多い訪問看護は、シングルマザーにとって魅力の多い仕事といえます。

検診センター

検診センターの看護師の仕事も、シングルマザーにとって非常におすすめです。その理由として、多くの場合日勤のみで働けることが挙げられます。日勤のみであれば、子どもを保育園や学校に送り出してから出勤し、帰宅したあとには子どもと一緒に過ごす時間も作れます。家庭と両立しやすいのは、やはり日勤帯の魅力でしょう。さらに、検診センターでは多くの場合、日祝日が休みとなります。週末や祝日など子どもの学校が休みの日に一緒に過ごす時間を確保できるかどうかは、シングルマザーが最も気になる条件ではないでしょうか。
また、検診センターは健康診断や定期検査を行う施設であり、重症患者の治療を目的とした施設ではないため、体力的負担もかなり抑えられます。
以上の理由から、検診センターの看護師の仕事はシングルマザーにとって理想的な職場環境といえます。働きやすく安定した生活を実現できる職場として、ぜひ検討してみてください。